大きな間口と広さを誇るスノーピーク ランドロック。テーブルと椅子で過ごすスタイルも良いですが、もっと自由でくつろげる空間にするならお座敷スタイルがおすすめです。子どもがゴロゴロしたり靴を脱いでおうちのように過ごしたりできるこのスタイルは、準備にちょっとコツが必要です。この記事では、必要なギア・床の作り方・レイアウトの組み方・季節に応じた工夫などを交えて、お座敷スタイルを快適にする方法を詳しく解説します。
目次
スノーピーク ランドロック お座敷スタイル 作り方の基本と準備
お座敷スタイルをランドロックで実践するためには、まず基本を押さえた準備が重要です。スペースの把握・必要ギアの選定・設営環境の確認が整っていないと、思ったように快適な空間にならないことがあります。ここではまず必要な準備のポイントを紹介します。
ランドロックのサイズと空間把握
ランドロックの室内空間は幅約625cm×奥行き約405cm、高さ約205cmあり、複数人が寝転がったり長時間過ごしても余裕があります。インナーテントの高さが190cmで着替えなどにもストレスが少ない設計です。お座敷スタイルを作る際にはまずこのサイズを理解して、敷物やラグ、マットが十分敷けるか測定しておくことが大切です。
必要なギアの選び方
基本ギアとしてはグランドシート・インナーマット・大判ラグ・座布団やクッション・断熱マットなどがあります。グランドシートは専用品が形状にフィットしやすく、水はけ・防湿性に優れておりおすすめです。マット類は厚みによって寝心地が変わるので、家族構成や使用シーン(昼寝・夜寝)を考えて選ぶと快適さが増します。
設営前に確認するポイント
設営場所の地面の状態を確認することが第一です。傾斜・石・根・水はけなどをチェックしてできるだけ平らで柔らかい場所を選びます。風向きや太陽の動きも計算して、サイドパネルを開けたときの日差しや風の通り道にも配慮してください。また、ペグがしっかり取れる地質かどうかを見極め、予備ペグや長さ違いのペグを用意しておくと安心です。
敷き込みテクニックで快適に過ごす床作り
お座敷スタイルの快適さは床のクッション性や断熱性で大きく左右されます。ざっと敷けばいいわけではなく、レイヤー構造やマテリアル選びで過ごしやすさが格段に違います。以下に具体的なテクニックを紹介します。
レイヤー構成:土→グランドシート→マット→ラグ
まず地面からの湿気・冷気を防ぐためグランドシートを敷き、その上に断熱性・クッション性のあるマットやコルクマットなどを重ねます。その上にラグや座布団を置けば、ゴロ寝しても痛さを感じにくくなります。特に冬期は断熱マットを重ねることで底冷えをかなり抑えられます。複数の層で成り立たせることで、それぞれの弱点を補完できるのがポイントです。
素材選びのコツ:厚さ・断熱性・防水性
厚さは少なくとも5cm以上が目安ですが、10cmクラスのマットを使うと寝返りを打っても体が沈み込まず快適です。素材はウレタン・インフレータブル・エアタイプなどがありますが、断熱性が高く冬でも温かさを保てるタイプを選びたいところ。また、防水性(撥水加工)や洗いやすさ、滑り止め付きかどうかなども重視すると手入れや設営が負担になりません。
ラグ・座布団の配置で空間を調整
ラグは大判のものを中心に敷いて「ゴロゴロエリア」を確保するのが基本ですが、座布団やクッションを縁に配置して「腰掛けゾーン」を設けるとメリハリが出ます。家族が会話を交わしやすい位置に配置することで使いやすい空間になります。また、インナーテント前方にスペースを多くとり、荷物置きや子どもの遊び場を確保すると場のごちゃつきが軽減されます。
四季に応じた環境ごとの工夫
ランドロックのお座敷スタイルは季節によって快適性の調整が必要です。夏の風通しや冬の保温、春秋の虫対策など、季節ごとのポイントを押さえておかないとストレスを感じることがあります。ここでは季節に応じた工夫を具体的に解説します。
夏場の暑さ対策と通気性鍵
ランドロックには大型のメッシュウィンドウやサイドパネルがあるので、これらを活かして風通しを良くすることが肝心です。換気口を上げたり跳ね上げたりすることで熱気を逃がしやすくなります。敷物は薄手で通気性の良いものを使用し、ラグにはウールやコットンなど呼吸する素材が向いています。直射日光が当たる時間帯にはシールドルーフや遮光カーテンを使用することも有効です。
冬場の保温と厳寒対応
寒い時期は厚手の断熱マット+ウレタン+ラグという重ね敷きで底冷え対策を徹底します。さらに、お座敷スタイルではインナーテントなしで広々過ごすこともありますが、風が入るスカート部分や隙間は雪やシートで埋めることで冷気を遮断できます。暖房器具は薪ストーブや石油ストーブ、小型の電気ヒーターなどを使用する際は換気と防火対策に注意する必要があります。
春・秋の虫対策と湿気対策
春や秋は虫が活発になる季節です。メッシュドアを閉められるように設営し、ラグやマットは湿気を逃がすものを選ぶとよいです。敷物はタープの下で干して湿気を飛ばしてから使うと清潔さを保てます。朝露対策としてグランドシートをしっかり敷き、シートが樹脂や撥水素材であると染み込みも防げます。
レイアウトアイデアと家族での動線設計
広々としたランドロックだからこそレイアウト次第で快適性が大きく変わります。家族で使うなら動線やライフスタイルに合わせて配置を工夫し、お座敷スタイルをより居心地良くできます。ここでは実例をもとにしたアイデアを紹介します。
靴を脱ぎ履きするエリアの配置
お座敷スタイルではリビング部分と寝室部分の間で靴を脱ぎ履きすることが頻繁になります。入口近くに「靴置きゾーン」を設け、敷物やマットで靴を放置しても清潔感が保てるようにしておくと良いです。また子ども用のスリッパを用意すると、屋内感がさらに増します。エリアを区切ることで砂汚れを持ち込むリスクも下がります。
荷物置き場やキッチンの位置決め
荷物が散らからないように、収納ケースやバスケットをリビング端に配置しましょう。キッチンや調理器具は入口やリビングの端に集中させ、動線を確保することで火器から離れた安全な場所ができます。ゴミ箱やクーラーボックスもアクセスしやすく、子どもの手の届かない場所に設けると安全性が高まります。
子どもが安心して過ごせるゾーニング
子どもの遊び場・昼寝場を確保するなら、一方の奥へラグやマットを大きく敷き、その中にぬいぐるみ・おもちゃを置けるスペースを作ります。親が見守りやすい位置にすれば安心感があります。仕切り代わりに低いクッションやラグを境界にすると視線を遮らず、風通しも確保できます。
お座敷スタイルの安全性と掃除・メンテナンス
お座敷スタイルは床に近い暮らしになるため、転倒・湿気・虫・汚れなどのリスクも伴います。快適さを維持するためには安全面と清掃・メンテナンスの習慣を整えておくことが不可欠です。ここでは注意点とお手入れ方法を具体的に紹介します。
転倒防止と火の扱いの注意
床に近いスタイルでは足を取られやすく、暖房や焚火器具の火の粉・火の扱いには慎重さが求められます。火器は床から十分距離をとり、可燃物を周囲に置かないようにしましょう。またストーブの煙突やガードを設置し、換気口をしっかり確保することで一酸化炭素中毒や火災の危険を減らせます。
湿気・結露対策と掃除のコツ
地面に近いため湿気や結露が発生しやすくなります。夜間や朝露のある時はフライ内を少し開けて換気し、マット類は乾燥できるタイミングで干すようにしましょう。汚れはラグやマット単体で洗えるものを選ぶことで撤収時の洗浄が楽になります。防水・撥水素材は汚れがつきにくく、長持ちします。
虫対策とアレルギー対策
お座敷スタイルでは床に近い位置で過ごす時間が長くなるため、蚊・ダニ・その他虫の対策が重要です。メッシュのパネルを閉じる・防虫スプレーを使用する・ラグやクッションを携帯用の防虫処理されたものにするなどの対策が効果的です。アレルギー体質の人は素材選び(天然素材・洗えるもの)に注意して清潔に保てる環境を整えて下さい。
実際の設営手順とおすすめオプションアイテム
準備とレイアウトのイメージができたら、実際にランドロックでお座敷スタイルを作る設営手順と、より快適にするためのオプションアイテムを紹介します。設営順序をきちんと踏むことで時間や手間を減らすことができます。
設営の流れ:土台から整える順序
まず本体を設営し、フレームを組み立てて立ち上げます。その後、グランドシートを敷き込み、次に断熱マットなどのベースマットを重ねます。続いて、ラグ・クッション・座布団などを配置してくつろぎゾーンを作ります。火器や調理器具を設置する場合は安全な位置にセットするのが設営の最後の方が望ましいです。
おすすめのオプションアイテム
ランドロックにはインナーマット・グランドシート・シールドルーフ・アップライトポールなどのオプションがあります。これらを活用することで雨風や直射日光を遮断し、遮光性と居住性を高めることができます。インナーマットは特に厚手のものを選ぶことでくつろぎ度がアップします。
設営時のコツと時間短縮テク
設営を効率よくするには、部品をあらかじめまとめておき、ペグ・ロープを準備しておくことが重要です。センターフレームやリッジポールの順番を誤らないようにし、フレームが寝ているうちにセンターフレームを通しておく方法が特に便利です。初めの数回は時間がかかりますが、慣れると一人でも40分前後で整ったお座敷スタイルにできるようになります。
まとめ
ランドロックでのお座敷スタイルは、素材選び・レイヤー構成・レイアウト設計・季節対応など多くのポイントを押さえることで、まるでお家で過ごすような快適なリビング空間をテント内に創り出せます。事前準備を丁寧に行い、設営手順を覚えて、家族構成・シーズンに応じて改良していけば、自分だけの最高のお座敷スタイルが完成します。次のキャンプでは、ぜひこれらのテクニックを活かして、ランドロックの広さと居心地を最大限堪能してください。
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